新規事業の立ち上げ・事業化を支援するプロフェッショナルファーム

CASE STUDY / 導入事例

足りない技術を見極め、
相手が組む理由を設計。
共同開発の契約へ。

独自技術はあるのに製品化できず、提携も具体化しない。補完が必要な技術と相手側のメリットを整理し、約5ヶ月で候補3社を選定。1社と共同開発契約を締結しました。

技術の補完と相手側の利益を結び、提携を具体化Project Brief / 案件概要

研究開発型企業を約5ヶ月支援。Compassと技術・知財活用サービスで、技術の分解、提携価値の設計、候補探索から提案・交渉まで伴走し、共同開発契約につなげました。

PROJECT BRIEF

企業・業界
中堅企業/研究開発型企業
対象部門
研究開発部門
支援期間
約5ヶ月
活用サービス
Compass/技術・知財活用サービス(Alliance)
テーマ・支援範囲
技術分解、提携価値設計、候補探索、提案・交渉支援
到達した成果
提携候補3社を選定、1社と共同開発契約を締結
主な課題
製品化に必要な技術が社内になく、展示会の接点も提携に結び付かない。
研究開発チームが技術の事業化に向けてプロトタイプを検討するイメージ(生成画像)

不足技術は分かっても、相手が組む理由を示せないChallenge / 課題

製品化に必要な要素技術がなく、展示会で接点を持った企業に声をかけても連携に至りませんでした。課題は、自社に足りない技術だけを伝え、相手が得るメリットを示せていないことでした。

支援前の状態と、診断で分かったこと

  1. 自社の不足を伝える提案

    必要な技術の説明が中心となり、相手企業が連携によって何を得るかを具体的に示せていませんでした。

  2. 提携価値が未整理

    自社の強みと補完領域を、双方に利益が生まれる提携モデルに結び付ける設計が不足していました。

  3. 接点を連携に変えられない

    展示会で接点は得ていても、具体的な連携の議論へ進むための提携メリットを示す資料がありませんでした。

  4. イノベーション総研の診断

    当初の課題は「製品化に必要な技術が社内になく、展示会の接点も提携に結び付かない」でした。診断では、自社が求める不足技術の説明に偏り、相手企業が連携によって得るメリットを具体化できていなかったことを確認しました。

自社技術だけでは製品化できないことは分かっている。でも、どの企業と組めばいいのか、どうアプローチすればいいのか分からない。
ご相談時の声(匿名化)

双方の提携メリットを設計し、探索と交渉へ進むApproach / アプローチ

自社の強み、補完領域、相手が得る価値を整理してから候補を探索。TeamProとCICのネットワークを活用し、提携価値を示す資料で、アプローチから契約交渉まで伴走しました。

前進につなげた3つの支援

  1. 技術の強みと補完領域を分解

    Compassで提携が進まない要因を確認。自社技術を分解し、製品化に必要な補完3領域を特定しました。

  2. 相手側メリットを提案に反映

    各領域で相手が得る価値を言語化。双方が組む理由を提携モデル案と提案資料にまとめました。

  3. 候補探索から交渉まで伴走

    外部ネットワークから優先3社を選定。提案資料の作成、面談同席、契約交渉まで支援しました。

技術分解・提携価値・交渉を一つの流れで進めるExecution / 実行

研究開発部門と自社技術の強み・不足を整理し、外部ネットワークで候補を探索。約5ヶ月で、提携の設計から相手企業への提案、契約交渉へ進めました。

今回の支援で活用した
サービス

判断を変えたポイントと実行の流れ

製品化に必要な要素技術が社内になく、展示会で接点を得ても連携へ進めませんでした。イノベーション総研が整理したのは、不足技術に加え、相手企業が提携から得る価値です。自社技術を分解して補完する3領域を定め、各領域の相手側メリットを提携モデルと資料へ反映しました。その内容を基に優先候補3社へ提案し、面談と交渉を支援。約5ヶ月で1社と共同開発契約を締結し、単独では進めなかった製品化を共同開発で進める体制になりました。

  1. PHASE01

    技術整理

    停滞要因と技術補完領域を特定

    Compassで提携の停滞要因を分析。自社技術の強み・弱みを分解し、補完する3領域を定めました。

    成果物

    技術の強み・補完3領域

  2. PHASE02

    提携設計

    提携価値の設計と候補3社の選定

    相手側のメリットを提携モデルに整理。TeamProとCICを活用して候補を探索し、優先3社を選びました。

    成果物

    提携モデル・優先候補3社

  3. PHASE03

    交渉推進

    提案から共同開発契約へ伴走

    提携価値を示す資料で候補企業に提案。面談同席と交渉支援を通じ、1社との契約につなげました。

    成果物

    提案資料・共同開発契約

共同開発契約を締結し、単独開発から連携へ前進Evidence / 根拠・成果

候補3社のうち1社と共同開発契約を締結。残る2社とも関係を築き、今後の連携可能性を残しました。契約後は共同開発が進み、1年以内の製品化を目標としています。

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支援前と支援後の比較
比較項目BEFORE/支援前AFTER/支援後
提携価値 相手が組むメリットを示せていない

補完3領域ごとに相手側メリットを設計

提携モデル・資料に具体化

候補との連携 展示会の接点が連携に至らない

優先候補3社から1社と共同開発契約

残る2社とも関係を構築

製品化への道筋 要素技術が不足し、単独で進めない

提携先との共同開発を開始

1年以内の製品化を目標に推進

不足する技術と相手が得る価値を結び付け、接点を共同開発契約へ。製品化に向けて連携する道筋をつくりました。

展示会で名刺を100枚集めても何も起きなかった。でも、「なぜ相手がうちと組むべきか」を1枚の資料にまとめたら、3社目で決まった。
お客様の声(匿名化)

技術提携の探索は、相手が組む理由から設計するLearning / 持ち帰れる知見

イノベーション総研の見解:必要な技術が一致しても、相手が参加する理由が曖昧なままでは提案を進めにくくなります。本事例では、自社の強みと不足する技術を、相手側の利益と対にして整理しました。候補探索の際も、この組み合わせを確認することで、名刺交換の接点を具体的な共同開発の議論へつなげやすくなります。

このような課題のある企業に

  • 独自技術はあるが、製品化に必要な技術が足りない
  • 展示会で企業と接点を持っても、提携が具体化しない
  • 候補企業に自社と組むメリットをどう伝えるか悩む

他社でも応用できる判断のポイント

  1. 技術の補完と相手の利益を対にする

    自社に必要な技術と相手が得るメリットを整理。双方の価値を示す提携モデルが提案の土台になりました。

  2. 探索から提案・交渉へつなぐ

    候補リストで終えず、資料作成と面談・交渉まで伴走。接点を具体的な共同開発契約へ進めました。

NEXT STEP

自社技術を補完する提携先と、組む理由を整理

製品化の目標、技術の強み、不足する要素を伺います。相手に提供できる価値を整理し、候補の探し方と具体的な提案に向けた進め方を考えます。