新規事業の立ち上げ・事業化を支援するプロフェッショナルファーム

アルファドライブの新規事業支援はどう選ぶ?評判を判断する7つの確認軸

アルファドライブ(AlphaDrive)の評判を調べても、公開されている導入事例、サービス紹介、採用向けの発信、第三者の感想が混在し、自社に合うかを判断しにくいことがあります。新規事業支援は担当者、対象フェーズ、会議外の実働範囲によって価値が変わるため、知名度や事例数だけで決めるのは危険です。

評判の良し悪しではなく、自社の課題と支援範囲が一致するかで判断してください。 公式情報から確認できるアルファドライブの特徴は、制度設計・人材育成・案件伴走に加え、プロダクト開発、マーケティング、セールスなどの実務機能まで選択肢を持つことです。一方、担当者の相性、具体的な成果物、費用、稼働量は提案時に確認する必要があります。

本記事では、アルファドライブの公式情報で確認できる事実と、契約前に確認すべき項目を分けます。サービスの支援範囲、合いやすい企業、合いにくい可能性がある企業、面談と提案書で使える7つの確認軸まで順に整理します。

この記事のポイント

  • アルファドライブの「評判」は、公開事例だけでなく自社との適合条件で判断する
  • 制度・人材・案件・実務機能のどこを依頼するかを先に分ける
  • 担当者、成果物、実働、意思決定、費用、引継ぎ、終了条件の7軸で提案を確認する
  • 契約前に短い共同作業を行い、会議の進め方と自社側の役割を確かめる

目次

結論|アルファドライブの評判は自社との適合条件で判断する

アルファドライブの新規事業支援について担当者と成果物を確認する打ち合わせのイメージ

アルファドライブを選ぶべきかは、ネット上の肯定的・否定的な感想を集計するだけでは決まりません。法人向けの新規事業支援は、同じ会社でも担当者、案件段階、社内体制、依頼範囲によって進め方が変わるためです。公開情報は候補を絞る材料に使い、最終判断は提案内容と実働者との対話で行います。

公式サイトでは、事業創出の仕組みづくり、事業開発伴走、技術起点の事業開発、オープンイノベーション、プロダクト開発やマーケティングなどの機能支援が示されています。これは支援範囲の広さを示しますが、個別案件で何が含まれるかを保証するものではありません。会社の説明を評価するだけでなく、自社案件に誰が入り、何を作り、どの判断を前へ進めるかまで具体化することが選定の中心です。

アルファドライブの新規事業支援を検討するときの判断材料
判断材料 公式情報で確認できること 提案時に確認すること 判断の焦点
支援領域 制度設計、研修、事業伴走、実務機能などの選択肢 今回の契約に含む範囲と含まない範囲 課題と支援範囲が一致するか
支援プロセス アイデア創出から事業拡大までの段階 現在地、最初の90日、次の判定条件 一般論ではなく今の段階に合うか
人材 事業開発経験を示したメンバー紹介 責任者、日常担当、専門家の稼働 提案者と実働者が一致するか
実績 企業名を伴う公開事例や公式公表値 自社に近い条件、担当範囲、再現条件 件数より類似性と役割が明確か
契約条件 公開ページで分かるサービス概要 費用、工数、成果物、権利、終了条件 投資と自社負担を説明できるか

この表の左側だけで契約を決めず、右側の未確定事項を面談で埋めてください。判断材料が提案書へ明記されれば、社内稟議でも期待値をそろえやすくなります。

「評判」と「適合性」を分ける

評判は、過去の利用者が特定の条件で受け取った印象です。自社の課題、業界、意思決定速度、担当者の経験が異なれば、同じ支援でも評価は変わります。とくに新規事業では、支援会社へ何を任せ、自社がどの判断と実行を担うかによって成果が左右されます。

まず「良い会社か」ではなく、「現在の停滞原因を解く能力と役割があるか」を確認します。課題が制度運営なのか、個別案件の顧客検証なのか、立ち上げ後の販売なのかを分ければ、比較すべき相手と質問が明確になります。外部支援の基本的な役割は新規事業コンサルとは何を支援するのかでも整理しています。

公開事例は成果より条件を読む

事例ページで見るべきなのは、著名企業のロゴや完成したサービスだけではありません。支援開始時の課題、アルファドライブが担った範囲、自社担当者が担った範囲、どの段階まで公開されているかを確認します。成果だけを切り取ると、再現に必要な条件を見落とします。

公式の事例ページには、制度設計、事業開発伴走、マーケティング、セールスなどのタグが付いた事例があります。自社に近い業種名より、同じ停滞原因と支援機能を持つ事例を探す方が実務的です。

アルファドライブの新規事業支援を公式情報で確認する

アルファドライブの公式サイトは、新規事業を単発案件ではなく、事業、人材、制度、文化をつなぐ企業変革として説明しています。サービスは一つの定型パッケージではなく、企業の課題や事業段階に応じて複数の支援機能を組み合わせる構造です。

ここでは、公式情報で確認できる範囲だけを整理します。支援領域が広いことは強みになり得ますが、個別契約の範囲、費用、成果を意味するものではありません。 自社が必要とする機能を先に決め、提案の具体性を確認してください。

公式情報から読み取れる支援領域と利用場面
支援領域 公式情報で示される内容 利用を検討する場面 自社側で残す役割
仕組みづくり 制度、審査、予算、人事、研修などの設計 社内公募や複数案件の運営を整えたい 経営方針、権限、社内調整
事業開発伴走 顧客課題、解決策、事業性、立ち上げ、拡大への伴走 個別案件が仮説から先へ進まない 顧客への約束、投資判断、事業責任
技術起点支援 研究開発部門向けの用途仮説や事業開発 技術シーズが顧客課題へつながらない 技術評価、知財判断、品質責任
オープンイノベーション 制度設計、協業先探索、マッチング、事業開発 外部企業との協業を事業化へつなげたい 協業目的、提供資産、意思決定
実務機能支援 開発、マーケティング、セールスなど 戦略後の実行人材や専門機能が不足 優先順位、受入体制、内製化判断

出典:AlphaDrive公式のサービス一覧事業創出の仕組みづくり事業開発伴走

制度設計から個別案件までを分けて考える

制度設計では、応募要件、審査、予算、人事評価、案件の終了条件など、複数案件を生み育てる仕組みを扱います。個別案件の伴走では、特定顧客の課題、価値仮説、プロトタイプ、事業性、販売や運用を扱います。両者は連動しますが、成果物と責任者は異なります。

制度の問題を個別案件のメンタリングだけで解こうとすると、起案者が良い検証をしても予算や異動で止まります。反対に、制度を整えても各案件で顧客接点と検証能力が不足すれば事業は育ちません。依頼範囲を分け、どちらを先に直すかを決めます。

立ち上げ後の実務支援まで必要かを確認する

公式サイトでは、事業開発伴走に加え、プロダクト開発、マーケティング、セールスなどの実務機能支援が案内されています。顧客検証後に、開発や販売の人材不足で止まる企業には検討材料になります。

ただし、外部が実務を担うほど、契約終了後に自社へ残る能力を確認する必要があります。納品物だけでなく、顧客理解、判断基準、データ、運用手順を誰が所有し、どの時点で引き継ぐかを提案書へ入れてください。

公表実績は対象範囲と時点を添えて読む

公式サイトは、2025年8月時点の公表値として、企業内新規事業のアイデア数23,800件、支援社数260社、事業化・会社化件数250件を掲載しています。これらは活動量を知る材料ですが、自社と同じ条件での成功率ではありません。件数の定義、支援期間、事業化後の継続状況は、必要に応じて面談で確認します。

公表値は「経験があるか」を見る入口に使い、自社案件の成果予測へ直接置き換えないことが重要です。自社に近い業界、事業段階、支援範囲の事例を一つ選び、何を再現できるかを具体的に質問します。

評判を調べる前に分けたい3つの依頼目的

同じ「新規事業支援」でも、依頼目的が違えば適した支援会社と担当者は変わります。制度を作りたい企業、個別案件を進めたい企業、立ち上げ後の実行機能を補いたい企業では、比較軸が同じではありません。

問い合わせ前に、依頼目的を次の3つへ分けてください。目的を一つに絞れない場合も、優先順位を決めるだけで提案の過不足を減らせます。

依頼目的ごとに変わる成果物と評価方法
依頼目的 主な課題 期待する成果物 評価する証拠
仕組みを作る 案件が集まらない、審査や予算が既存事業基準 制度案、審査基準、運営手順、会議体 制度が運用され、案件ごとの判断が残る
個別案件を進める 顧客課題や価値仮説が曖昧、PoCで止まる 仮説、顧客記録、検証計画、判断資料 次の投資・修正・停止を事実で決められる
実務機能を補う 開発、販売、マーケティングの担い手不足 実装物、販売活動、運用手順、引継ぎ資料 顧客利用と社内運用が外部依存なく続く

3つを同時に契約へ詰め込むと、費用と責任が見えにくくなります。最初の90日で変える対象を一つ決め、次の範囲は成果と課題を見て追加する方が評価しやすくなります。

仕組みづくりを依頼する場合

社内公募やアクセラレーション制度では、研修の満足度より、案件がどの証拠を持って次へ進むかを確認します。審査項目、予算の刻み方、事業部との連携、起案者の異動や評価まで扱うかが重要です。

支援会社へ制度案を任せても、経営が意思決定を委譲しなければ運用は変わりません。自社の責任者、承認期限、例外処理を決め、外部支援は設計と運営のどこへ入るかを明確にします。

個別案件を依頼する場合

個別案件では、会議回数ではなく、次の判断に必要な事実が増えるかを見ます。顧客インタビュー、プロトタイプ、価格提示、利用検証など、会議外で誰が何を行うかが成果を左右します。

メンターの助言だけで足りるのか、顧客候補の探索や実証設計まで必要なのかを分けます。自社担当者が動ける時間が少ない場合、助言中心の契約では進まないため、実働範囲を具体化してください。

実務機能を補う場合

立ち上げ後は、企画よりも開発、営業、導入支援、運用のボトルネックが大きくなります。外部専門家を入れるなら、単に人員を増やすのではなく、どの成果指標と意思決定を持つかを決めます。

内製化する機能と外部へ残す機能も、開始時に仮置きします。事業責任、顧客関係、データ、コアな商品判断まで外部化すると、契約終了後に自社が事業を運営できません。

アルファドライブを比較する7つの確認軸

支援会社の提案は、経歴、メソッド、事例の見せ方が異なります。そこで共通の7軸へ変換すると、アルファドライブを含む複数候補を同じ条件で比較できます。

7軸は点数を付けるためだけではなく、契約後の認識違いを減らすために使います。最も重要なのは、提案者の説明ではなく、実働者・成果物・判断・引継ぎが一つにつながっていることです。

新規事業支援会社の提案を同じ条件で比べる7軸
確認軸 面談で聞くこと 提案書に残すこと 注意する状態
1. 課題適合 現在の停滞原因をどう見立てたか 対象課題、支援範囲、対象外 支援メニューが先に決まっている
2. 担当体制 誰が責任を持ち、誰が日常対応するか 氏名、役割、稼働、交代条件 提案者しか説明に出てこない
3. 成果物 各月に何が更新されるか 文書、検証記録、実装物、判断資料 会議開催だけが成果になっている
4. 実働範囲 顧客接点や実装を誰が担うか 双方の作業、期限、前提条件 自社担当者の負担が見えない
5. 意思決定 継続・修正・停止をどう決めるか 指標、判定日、決裁者 成功の定義が抽象的
6. 費用と変更 何に費用が連動するか 料金、実費、追加条件、変更手順 追加作業の扱いが曖昧
7. 引継ぎと終了 契約後に何を自社へ残すか 権利、データ、手順、終了支援 外部が抜けると運営できない

各軸を「確認済み・要確認・不適合」で記録し、不適合が一つでもあれば即座に除外するのではなく、事業上許容できるかを判断します。たとえば専門家の稼働が少なくても、自社に十分な実行人材がいれば助言中心の設計が適する場合があります。複数社を並べるときは新規事業コンサルの比較方法も併用してください。

1〜2|課題適合と担当体制

良い提案は、自社の要望を言い換えるだけでなく、停滞原因の仮説を示します。制度、顧客、技術、収益、体制のどこが主要因か、その根拠と未確認事項を聞いてください。初回から断定し過ぎる提案より、確認すべき事実が明確な提案の方が検証へ移しやすくなります。

担当体制では、営業・提案責任者と、契約後に定例会や実務へ入る人を分けて確認します。経歴の長さだけでなく、自社と同じ事業段階でどの役割を担ったか、月の稼働、欠員時の交代、専門家を追加する条件まで見ます。コンサル選定チェックリストを使えば、面談ごとの確認漏れを減らせます。

3〜5|成果物・実働・意思決定

新規事業支援の成果は、整った資料だけではありません。顧客の発言記録、変化した仮説、試した価格、利用データ、次の判断条件が更新されることが重要です。月ごとの成果物が決まっていれば、会議が増えても事業が進まない状態を発見できます。

実働範囲では、インタビュー候補の探索、アポイント、実施、分析、プロトタイプ制作を誰が担うかを分けます。意思決定では、支援会社が提案し、自社の誰がいつ決めるかを固定します。外部へ決裁責任まで渡さないことが大切です。

6〜7|費用・変更・引継ぎ

費用は総額だけでなく、担当者別の稼働、会議外作業、制作物、ツール、交通費、専門家追加、期間延長の条件を確認します。要件が変わりやすい新規事業では、変更時の見積もりと承認手順が明確であるほど運用しやすくなります。

終了時には、調査記録、顧客リスト、仮説、データ、デザイン、ソースコード、運用手順の権利と保管場所を確認します。契約終了を失敗と捉えず、自社が続ける、別会社へ移す、案件を停止する三つの出口を準備します。

NEXT STEP

次のステップ

支援会社の評判を、自社の判断条件へ変える。

7つの確認軸で、担当体制、実働、成果物、費用、引継ぎを同じ条件へ整理します。

アルファドライブが合いやすい企業の条件

公式情報から見ると、アルファドライブは、複数案件の制度設計と個別案件の伴走をつなげたい企業や、アイデア創出後も事業化・拡大まで支援機能を組み替えたい企業の候補になります。技術起点、オープンイノベーション、実務機能支援など、課題別の入口がある点も検討材料です。

ただし、合いやすさは企業規模だけで決まりません。経営が判断し、担当者が顧客へ動き、外部から得た知見を社内へ残す意思がある企業ほど、伴走支援を使いやすくなります。

複数案件を同じ判断基準で運営したい

社内公募や新規事業制度で案件数が増えると、審査員ごとに評価が変わり、予算配分や撤退が曖昧になります。制度、研修、個別伴走を一つの思想でつなぎたい場合、広い支援範囲は候補になります。

一方、制度を外部へ任せ切るのではなく、自社で運営責任者を置く必要があります。経営会議と現場の間で、証拠、判断、予算をつなぐ人がいなければ、支援が終わると仕組みも止まります。

案件段階に応じて専門機能を切り替えたい

探索期には顧客検証、立ち上げ期には開発と販売、拡大期には事業管理が必要です。同じ担当者がすべてを担うより、段階に応じて専門機能を加える方が合理的な場合があります。

アルファドライブの事業開発伴走では、アイデア創出から部門化・会社化までの段階と、立ち上げ後の機能支援が示されています。提案時には、自社が今いる段階と、次に追加する専門機能を一つずつ確認します。

自社人材の育成も成果に含めたい

外部が代行して短期間で成果物を作ることと、自社担当者が事業開発を学ぶことは、両立する場合も衝突する場合もあります。OJT、研修、共同作業、レビューのどれで能力を残すかを決めてください。

育成成果は、受講満足度ではなく、担当者が自ら顧客仮説を更新し、検証を設計し、経営へ判断を求められるかで見ます。支援終了後に誰が案件を引き継ぐかまで含めて設計します。

合いにくい可能性がある企業の条件

支援範囲が広い会社でも、すべての企業や案件に適するわけではありません。依頼目的が極端に限定される場合、意思決定を外部へ委ねたい場合、社内の実行時間が取れない場合は、別の支援形態や先行準備が適する可能性があります。

ここでいう「合いにくい」は会社への否定評価ではなく、契約設計上の不一致です。外部支援を入れる前に自社側の責任と稼働を確保できないなら、契約より先に体制を整える方が損失を減らせます。

特定の専門作業だけを短期間で納品してほしい

市場調査の一部分、UI制作、特許調査、広告運用など、仕様と納品物が明確な作業だけを求める場合、専門会社や制作会社の方が比較しやすいことがあります。広い伴走支援を選ぶと、設計や会議に費用がかかり過ぎる可能性があります。

まず成果物、期限、受入基準を固定し、伴走や制度設計が本当に必要かを確認します。必要範囲が限定的なら、その機能だけを提供できるかを問い合わせ、無理に総合支援へ広げません。

経営判断や顧客対応まで外部へ任せたい

支援会社は仮説、選択肢、検証、提案を提供できますが、事業の最終責任は自社に残ります。投資、ブランド、顧客への約束、撤退を外部へ委ねると、後で説明責任を果たせません。

自社に事業責任者がいない場合は、担当者を決め、意思決定の範囲と期限を与えることが先です。外部責任者を一時的に入れる場合も、権限、報告先、引継ぎを契約へ明記します。

社内担当者の時間を確保できない

伴走支援では、顧客への接触、社内調整、意思決定に自社担当者の時間が必要です。定例会への参加だけで、会議外の行動ができなければ、提案が積み上がっても事実は増えません。

問い合わせ前に、責任者と実務担当者の週あたり稼働、顧客へ接触できる範囲、利用できる予算を確認します。時間が取れない場合は、代行範囲を増やした見積もりと、社内へ残す最低限の役割を比較します。

相談前に準備する4つの資料

新規事業支援会社との面談前に課題と判断条件を整理するイメージ

問い合わせ時に詳細な事業計画書は不要ですが、課題が曖昧だと提案も一般的になります。現在地、意思決定、顧客事実、支援後の状態を簡潔に共有できれば、初回面談から具体的な議論ができます。

準備するのは完成資料ではなく、未確認事項を含む作業用の情報です。事業の良さを説明する資料より、どこで止まり、何を判断できず、誰の協力が必要かを示す資料の方が支援設計に役立ちます。

相談前にそろえる情報と面談での使い方
資料 最低限入れる内容 面談で確認すること
1. 現在地メモ 案件段階、実施済みの活動、止まっている判断 支援会社の見立てと優先順位
2. 意思決定図 決裁者、関係部門、予算、次の判断日 誰をいつ巻き込むか
3. 顧客事実 接触先、発言、利用、価格反応、未確認仮説 次に取るべき証拠
4. 終了状態 期間終了時に自社ができるようになりたいこと 成果物、内製化、引継ぎ

4つを一枚ずつ用意し、機密情報は必要な範囲へ絞ります。初回面談では、支援会社がどの資料を重視し、何を追加で確認するかも適合性の判断材料になります。

現在地と次の判断日を固定する

「事業化を支援してほしい」だけでは範囲が広過ぎます。顧客課題を確認中、解決策を試作中、価格を検証中、社内稟議待ちなど、現在地を一つ選びます。次の判断日と、その日に必要な証拠も書きます。

期限は支援会社の都合ではなく、自社の予算、顧客、経営会議に合わせます。予定どおり証拠が得られない場合の修正や停止も、最初から選択肢に入れます。

顧客事実と社内事情を分ける

顧客が困っている事実と、自社が実施したい理由は別です。顧客の行動、代替手段、支払い、利用の証拠と、技術活用、経営方針、社内人材育成などの事情を分けて説明します。

両者を混ぜると、社内で推したい案を顧客ニーズと誤認します。支援会社がこの違いを指摘し、検証計画へ落とせるかを面談で確かめます。

支援終了時の状態から逆算する

終了時の状態を「事業計画書が完成する」だけにすると、顧客と事業が動かない恐れがあります。顧客が利用した、価格を提示した、社内で次の投資を決めた、担当者が検証を自走できるなど、行動と判断で定義します。

終了状態から逆算すれば、必要な成果物、会議、実働、専門家、期間を選びやすくなります。提案に不要な活動が含まれていないかも確認できます。

見積もりと提案で確認する契約条件

サービスの特徴が自社に合っていても、契約条件が曖昧なら実行段階で問題が起きます。とくに新規事業は仮説が変わるため、開始時の作業範囲だけでなく、変更と終了のルールが必要です。

費用の高低だけでなく、費用に含まれる人、時間、成果物、実費、専門家追加を比較します。見積もりは金額表ではなく、双方の役割と変更条件を表した実行計画として読んでください。

提案書と契約前にそろえる条件
項目 確認する内容 合意の残し方
期間と稼働 開始・終了、会議、会議外作業、担当者別稼働 月次計画と担当表
成果物 名称、更新頻度、受入基準、利用目的 成果物一覧とサンプル
役割 顧客接触、調査、制作、社内調整、決裁 RACIまたは役割分担表
費用 固定・変動、実費、追加専門家、延長 見積内訳と変更手順
知的財産 既存資産、共同制作物、成果物、再利用 権利条項と利用範囲
データ 取得、保管、共有、返却、削除 データ一覧と管理条件
終了 中途終了、引継ぎ、未完了作業、支払 終了条件と移行計画

契約書の法的判断は社内法務や専門家へ確認します。本記事では、事業責任者が提案と実行の不一致を減らすための業務上の確認事項として整理しています。社内承認へ進める際は外部コンサルの稟議書に必要な項目も確認してください。

料金は総額ではなく作業単位で比べる

同じ総額でも、責任者の稼働、日常担当者の時間、会議外の顧客接触、制作物、ツール費が違えば価値は異なります。候補会社ごとに作業単位へ分け、自社側の工数も含めて比較します。投資後の評価方法はコンサルROIの計算方法で確認できます。

公式ページで料金が一律に示されていないサービスは、個別提案で確認します。未公開の金額を口コミや推測で補わず、同じ前提条件で見積もりを依頼してください。

小さな共同作業で進め方を確認する

可能であれば、本契約前に課題整理のワークショップ、既存資料のレビュー、短い検証設計など、限定した共同作業を行います。説明だけでは分からない問いの立て方、議論の速度、記録、役割分担を確認できます。

無償対応を当然とせず、有償の短期診断や初期フェーズでも構いません。評価項目を事前に決め、終了後に7軸で振り返ります。

契約後の最初の30日を提案してもらう

長期ロードマップだけでなく、最初の30日で誰と会い、何を確認し、何を作り、どの会議で判断するかを聞きます。具体的な初動があれば、開始後の待ち時間と認識違いを減らせます。

自社側も、必要な資料、顧客候補、関係部門、決裁日を提示します。支援会社だけに速度を求めず、双方の準備を同じ計画へ入れます。

アルファドライブの新規事業支援に関するよくある質問

アルファドライブの評判を調べる方が、契約前に確認しておきたい疑問へ答えます。公開情報で言えることと、個別提案で確かめることを分けて判断してください。

Q. アルファドライブの新規事業支援にはどのような特徴がありますか

A. 公式情報では、制度設計・研修などの仕組みづくり、個別案件の事業開発伴走、技術起点やオープンイノベーションの支援、立ち上げ後の開発・マーケティング・セールスなどが案内されています。広い支援範囲は特徴の一つですが、個別契約で含まれる範囲は提案時に確認してください。

Q. アルファドライブの評判はどこで確認できますか

A. 公式サイトの企業名付き事例で、支援開始時の課題、取り組み、公開された成果を確認できます。第三者の感想を見る場合も、利用時期、依頼範囲、担当者、事業段階が自社と近いかを見てください。匿名の評価だけで法人向け支援の適合性を断定しないことが重要です。

Q. アルファドライブの料金はどのように確認しますか

A. 今回確認した公式サービスページでは、すべての支援に共通する一律料金は確認できませんでした。支援範囲、期間、担当体制、会議外作業、成果物、実費、追加作業を同じ前提へそろえて見積もりを依頼し、自社側工数も含めて比較します。

Q. 大企業以外でも相談できますか

A. 企業規模だけで判断せず、解きたい課題と必要な支援範囲を問い合わせ時に伝えて確認してください。広い制度設計が不要なら、個別案件や特定機能だけを依頼できるかを確認します。予算と担当者の稼働に対して支援範囲が大き過ぎないことも重要です。

Q. 他の新規事業コンサルとどう比較すればよいですか

A. 課題適合、担当体制、成果物、実働範囲、意思決定、費用と変更、引継ぎと終了の7軸で同じ質問をします。知名度や方法論の名称より、誰が何を行い、どの証拠で次の投資を決め、自社へ何が残るかを比べてください。

まとめ|評判より自社案件での再現条件を確かめる

アルファドライブの公式情報からは、制度・人材・個別案件・実務機能を幅広く扱う新規事業支援の構造が確認できます。しかし、その広さだけで自社への適合性は決まりません。選定で問うべきなのは評判の平均ではなく、自社の停滞原因を解く担当者・成果物・実働・判断条件がそろうかです。

  • 依頼目的を、仕組みづくり・個別案件・実務機能の三つから特定する
  • 公式事例は企業名より、開始時の課題と支援範囲を読む
  • 提案者と実働者を分け、担当者別の役割と稼働を確認する
  • 会議回数ではなく、月ごとに更新される成果物と判断を決める
  • 費用に自社工数、追加作業、専門家、実費を含めて比較する
  • 契約終了後に残す顧客理解、データ、権利、運用手順を決める
  • 本契約前の限定した共同作業で、進め方と相性を確かめる

まず現在地、次の判断日、顧客事実、支援終了時の状態を一枚ずつ整理してください。その4点を基に候補会社へ同じ質問を行えば、アルファドライブを含む提案を自社の条件で比較できます。

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提案を比べる前に、依頼範囲と成果物をそろえる。

現在地、次の判断、必要な実務、自社へ残す能力を整理し、比較できる相談条件へ落とし込みます。

ARTICLE INFORMATION

この記事の執筆・監修

執筆

イノベーション総合研究所 編集部

監修

長尾 浩平(株式会社イノベーション総合研究所 代表取締役)

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